ゆうすいのあゆみ

ゆうすいの前身「ラーラ」は昭和44年、東京都小金井市の農工大通り商店街に開店しました。
都内のアパレルでデザイナーをしていた当時のオーナーが出産を機に退職して、出した店が「ラーラ」です。

先代オーナーは私の母ですから、私の年がわかっちゃいっますね、、、(笑)
当時は今ほど既製服が流通していなかった時代、オシャレな服はオーダーメードが主流。その後流通の発達とともに、既製服が主流になり、より小金井のメインストリートに、ということで現在の場所、小金井街道前原坂上交差点角へ店舗を引っ越し、小金井の豊富な湧水にちなんで「ゆうすい」と名付けました。昭和60年頃のことです。そこには、なぜか並びに高級スーパー明治屋あり、小金井のセレブ(?)はみんなこの明治屋で買い物。そしてゆうすいに寄っては「洋服買って、今晩の主菜が一品減っちゃったわ〜」なんて会話をよくしたそうです。

その後、都の道路計画に伴い、入居ビルが建て変わったのを機に母は引退、私が引き継ぎました。それ以前は旅行会社に勤めていた私、今も人気企業上位にランクインされているJTB、それはそれはやりがいもあり、好きな仕事でした。ですが年中無休、残業は当たり前の職場、子育てと両立するには厳しい環境です。私自身、放課後に母の近くで裁縫を学んだりしながら過ごした幼少時代でした。子どもに親の働いている姿を見せながら育てるのはいいこと、などと想い悩んだ末、転職を決意しました。平成17年暮れのことです。

そのときはまだ集客の頼みの明治屋が閉店する事は知りませんでした。長年の顧客に支えられて新米オーナーの私でも何とか経営することが出来ました。

ところが、それから間もなく明治屋が閉店、追い打ちを掛けるように駅前に大型店舗イトーヨーカドーが出店、駅前開発によりバス停の場所も変わり、大型店で買い物した人は、そのまま目の前からバスに乗り、商店街を歩かなくなってしまったのです。商店街もシャッターが閉まったままの店舗が増え、その商店街の外れにある「ゆうすい」からも、どんどん客足は遠のきました。売り上げは下り坂を転がるように落ちていきました。引き継いでから5年、赤字経営に閉店も考えました。でも今までは先代の商売を引き継いだだけで、やっと自分のスタイルが見えてきたところでした。まだ自分の本当に好きな商品を置いていない!一度挑戦してみよう!閉店はそれからでも遅くない、と一念発起、平成22年秋、「ゆうすい」あらため「Yuusui」としてリニューアルオープンしました。そして現在に至っています。

当店では過度に流行を追わず、着回しが効き、オシャレ好きな大人が着て楽しめるものを独自の視点でセレクトしています。
「何か発見出来るかも?!」と定期的に足を運んでくださるお客様や、「こういった時に使える服はない?」と目的を持ってじっくりと探しに来られるお客様、「入ってみたらいろいろ幅広くて意外でした!」と喜んでくださる若い世代のお客様など、どなたにでも楽しんでいただけるオープンな雰囲気を大切にしています。
世の中には値段が高くて良いものは山ほどありますよね。でも家庭では他にもいろいろなお金がかかります。私も主婦ですからわかります。だから、少しでも贅沢なものを、リーズナブルな価格で販売できるようにがんばっています。私自身が実際着たり、使ってみて自信を持ってオススメする商品ばかりです。ぜひご来店いただき、その目で確かめてください。あなたにお会い出来るのを楽しみにしています!

◎現在の私の奮闘振りはコチラをご覧下さい
http://blog.superdelivery.com/category/tips/6325.html

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