運動会の裏事情

秋の運動会シーズン到来、でもこのところの雨天続きにやきもきしている方も多いですよね。うちの子の、え、正式にはうちの子が卒業した小学校の運動会も、ギリギリ当日の朝になって、中止になったようです。

昨年度までPTA本部にいたので、一緒に活動した面々の陣中見舞いに行こうと思っていたのに、残念です。

こんにちは

水と緑豊かな小金井のセレクトショップゆうすい美帆です

写真は昨日無事開催できた娘の体育祭です。予定通り開催出来るか、学校も保護者もお天気には悩むところです。苦渋の決断で中止を決めたのに、雨が降らずに、な〜んだ、開催出来たじゃない、、、なんてこともしばしば。

予定通り開催したいのは、学校側も当然思っています。でも、子どもの健康や安全、途中で降ってきたときの混乱、いろいろ考えての決断です。なんだ、降らなかった、は結果論。せっかくお休みを取っていたり、延期日には休暇が取れなかったり、いろいろ保護者の事情もわかりますが、理解してあげて欲しいところです。

PTA本部を経験すると、外からは見えない学校の、先生の姿を垣間見る機会があり、ついつい一保護者としてよりも、学校の立場も考えてしまいます。

実はこの延期の悩みの他に、こんなことがありました。 

我が子と入れ違いに今年入学したお友達とやり取りをしてた中で「今は一緒にお弁当食べれないんだね〜、ちょっと寂しいね」と聞きました。

実は一昨年、私がPTA会長をしていたときに、委員会や学校と話し合っていたのです。

とうとう今年、実施したんだ〜と思いました。

実はここに至るまでには、いろいろな経緯があります。

運動会の開演は9時くらい、会場は8時半だったかな?そこへ保護者が観覧席の場所取りに早くから並びます。うちの長男が入学した10年前頃は、7時くらいから並ぶよ〜と聞いて、へぇ〜と思ったものでした。

それを聞いて、ダンナにシートを持って行ってもらった記憶があります。特に新一年生の親は熱心ですよね〜初の我が子の運動会、いい席で見たい!でも、結果は端っこの方にしかシートを引けなかった覚えがあります。

でも結局、競技によって、見やすい場所もいろいろ変わり、あちこち移動して見ました。だから、翌年からはもう、我が家は場所取りはしていません。

でもそれに反してそれから数年、観覧席の場所取りは加熱、並ぶ時間がどんどん早まり、早朝4時5時からとか、前日晩から、という人もいたようです。
おまけに引くシートも家族が座れる程度のものではなく、大きなブルーシートで一度にグループ大人数分とる人も、、、

それでいて、やはり競技によって、見る位置を移動しますから、そのブルーシートは空いていることが多いのです。でも個人のものなので、空いていても他の人は座ることが出来ません。大勢人がそのシートを囲み、狭い通路から立って見ています。なんだかおかしいですよね?

そのうち事故が起きました。早くから並んでいて、開門と同時に、校庭に向かって、お父さんたちが走り出します。その中の一人が学校の場内整理か何かのロープに引っかかり転倒、大怪我をしました。血まみれで縫うほどの怪我だったそうです。

翌年、私たちはクラス委員さんや学校と話し合い、観覧席の場所取りはなくなりました。

また競技と競技の間には「次は〇年生の競技です。〇年生の保護者の方へ観覧席のを代わってください」とアナウンスも流し、スムーズに皆が譲り合って、観覧することが出来ました。さすがに今はアナウンスまではしていないようですが、お互いに「何年生ですか?次かわりますね」などと声を掛け合いら譲り合い、大きな混乱は見られないようです。
ただ困ったことに、観覧席の場所取り禁止と合わせて、昼食休憩用の場所取りも禁止になってしまいました。

体育館をお昼休憩用に解放しているのですが、毎年、混み混みで足の踏み場もありません。トイレに行くのも一苦労です。でも、校庭はお天気がいいと、日差しが強く、砂埃もひどいので仕方ありません。

当時、私たちはPTA本部役員は運動会中いろいろ係があるので、特別に体育館の一角を昼食休憩用に確保してもらっていました。でも、それに対して、ずるい!という意見もあったようです。
校庭と体育館、指定された教室のみ、となっているのに、指定外の場所でお昼を食べる家族があとを絶ちません。校門脇など木陰を求めて、シートを引き詰めると緊急車両用のスペースも確保危うかったり。

観覧席ほどではないにしろ、昼食休憩用の場所取りも結構な苦労でした。

学校で家族でお弁当を食べるなんて、運動会くらいだし、それも楽しいですよね。
でも、同じ市内でも、子どもは親と別、教室で食べるところが多く、うちもそうしませんか、という保護者の声が多くなっていました。

今は保護者の就労もいろいろ、家庭の事情もいろいろ、家族で一緒に食べられない子もいるようなので、そういう子への配慮も必要です。現にうちが3世代で賑やかに食べてる近くで、おばあちゃんと2人で食べてるお友達がいました。 

でも、親子別にすると、結局昼休みも教員が子どもの面倒を見なくてはならず、他の運動会準備が出来ず、難しい、と当時は学校側が難色を示していたのですが、とうとう今年から実施されたのですね〜

先のメッセージをくれた方のように、寂しい、という他にも、ホッとされた方もいるでしょうね。

いろいろ考えさせられる運動会の朝でした。

メリット、デメリットそれぞれありますが、学校側が一方的に決めるのではなく、保護者の意見も聞いてくれるのは有り難いです。

また保護者の意見もPTA本部など一部の保護者だけでなく、クラス委員など、委員会全体で話し合えたことも良かったと思っています。

一人が一人が、全ての保護者が、自分の子や自分の家庭だけの権利を主張するのではなく、みんなで学校そのものをどうしたらいいか、考えられるようになるといいですね。

PTAは大変、って、必要あるの、っていう話もよく聞きますが、関わり方でとても有意義な組織になります。

全ては人次第ですね。

楽しい運動会になりますように♫


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内田 美帆

内田 美帆

セレクトショップゆうすい2代目オーナー 旅行会社勤務を経て現在の店を継ぐ 海外旅行の服装のアドバイスも 大の帽子好き、持っている帽子の数は100を超える 雑貨使いのおしゃれ達人 ストールの巻き方を自ら考案も そのセンスを買われ国立NHK学園のストール巻き方講座の講師にも抜擢、好評を得る コープみらいのシニア講座講師も
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